2007年04月15日

First They Killed My Father

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フィニックスの生徒さん、先生方、フェスティバル
お疲れ様でした。今回も盛り上がったと聞きました。
また、いろいろ報告してください。楽しみにしています!

東京は2、3日前夏のような天気だと聞きました。
こちらアメリカバーモントは
明日snow stormという予想です。
いつになったら春が来るのやら。

先日、ICLT(Intercultural Communication for Language Teachers)というクラスで短いプレゼンをしました。

5冊の中から、好きな本を1冊選び、同じ本を選んだ
メンバーで、登場人物の文化、言葉の違いから起こる
苦しみ、葛藤などの感情をオーディエンス(他のクラスメ
ート)に伝え、作者の抱えている(いた)問題を共有し、
文化や言葉の違う生徒達にどう教えていくか
考えるのが目的です。

私とアメリカ人、中国人の友達が選んだのがこれ、
First They Killed My Father。

カンボジアの内戦時代ー豊かな暮らしをしていた大
家族の6番目の子供、当時5歳の女の子の日記です。

他の兄弟とも離れ離れで生きていき、
最後生き残った兄弟と共に平和な生活を求め、
国を離れ、最後アメリカのバーモントに向かうと
いう内容です。

私達は、日記を読みながら、演技をすることに
しました。私がその女の子の役。他のメンバーは
シーンによって、異なる役を演技。

父親に頼りきってた母親が、父を殺された後、
彼女と年上の子を育てられず、出てくように
いうシーンがありました。
名前も変えて、家族のことを
決して話さず、3人ばらばらに逃げるようにと。
お前は邪魔だから、二度と帰ってくるな。
って言うんです。
「行きたくない。ママ!」って言うところは、
もう涙が止まりませんでした。

クラスメートにも彼女の葛藤、苦悩が
伝わり、プレゼンは大成功に終わりましたが、
終わってから喜びはありませんでした。
胸が苦しかったです。

わずか5歳の子が家族を殺され、生活に苦しむ
母親に見捨てられる。兄弟とも離れ離れで、
殺されるかもしれないという
恐怖にいつもおびえながら、
どれだけ寂しかったことでしょう。

食べ物もろくに食べられず、お腹の痛みに耐える
力もだんだんなくなっていく。

敵の兵にされてしまうんですが、どんなに
相手を殺すように訓練を受けても、
中身は決して屈することなく、
家族は決して殺さないと誓う。

でも、そこで兵をしなければ、
敵とみなされて殺されてしまう。

男も女も、お年よりも子供も関係なく
次々に見つかっては殺されていく状況でした。

これは事実。

このワークをしながら、第2次世界大戦のことを
考えていました。

先週日本のプレゼンをやって、一応成功に終わったの
ですが、多くのことを考えさせられたので、
それがよみがえってきました。

政治や歴史がテーマじゃありませんでしたが、
その内容に対して、日本人が何かを言うだろうと、
多くの韓国人、インドネシア人などの
アジア人、そしてアメリカ人が見に来ました。

日本人も第2次世界大戦中、多くの国の人たちを
殺してきました。

日本では、戦争の小説や映画は、厳しい戦争の
中、戦った日本兵に焦点を当てるものや、
核の被爆国としての苦しみなどが描かれている
ものが多いです。

けれど、日本に攻められた国の人たちはそれが許せません。
被害者面して、日本人は自分達にどれだけひどいこと
をしてきたこともろくに知らずに。と思っている人が
たくさんいます。

私の周りには多くの韓国人がいますが、日本のこと
に対して大変敏感で、人間関係も複雑です。

日本人だからという理由で、信用できないと言われ
たこともあります。私は約束を破ったり、裏切
ったことは一度もありません。彼らの中では、
血がつながっていなくても母国の人たちを家族と
思い、私を自分達の家族を殺した日本人達の1人と
思っています。

You (あなた達が)attacked us and killed our
families. ということなんです。

それだけ、ひどい残酷なことを日本人がしてきた
ということです。時代が変わっても、忘れることなく、
新しい世代に伝えられていきます。

こちらに来て、毎日のようにこういうことを考えて
います。私の学校SITはさまざまな国の人が集まって
いる学校。

過去に戦争を仕掛けた国。仕掛けられた国。
現在戦争や内戦が行なわれている国。

争いについていつも考えます。
被害を与えた国についてもっと勉強し、
過去の戦争を反省し、世界の平和を願う。

このような思いを持つ1人の人間として、
日本人という枠を超えて、相手のことを
理解し、理解してもらえるように
努力すること。

彼女が日記につづったことは人事では
ない。相手のつらさ、痛みを自分のこと
のように感じることができれば、
争いはなくなると思うし、そう願わずに
入られません。

Today's expression:

Geak (her baby sister) runs over to Ma's (mom's)
slumped-over body with her face in the mud.

She pounds her fists on Ma's back, trying to
wake her up, but Ma is gone. Holding on to Ma's
head, Geak screams and screams, not stopping
to take in any air.

One soldier's face darkens and he raises his
rifle. Seconds later, Geak too is silenced.

Ung (2000) the walls crumble. First They Killed
My Father (p.162).
NY:Happer Perennial




posted by Yukari at 06:40| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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