2007年09月12日

Life in Boston

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みなさん、とってもとってもお久しぶりです。
前回のメッセージから大分あいてしまいました。
ごめんなさい。

フィニックスのみんな、元気?
まだ私のこと覚えてるかな?

この夏、メッセージを書いていなかった私は、
それまで以上に忙しく、大学院のキャンパスでの
プログラム終了後、2週間の短期のコースを取り、
その後、Portfolioという卒論を書きながら、
アメリカでの就職活動をしていました。

普通、みんな早くて数ヶ月、長くて数年かかる
卒論をわずか10日間で書き上げ(驚異的なスピー
ド!内容が心配だったけど、ちゃんと合格しま
した)、フィニックスに戻る来年の夏までの修行
のために探していた仕事も無事に見つかりました。

すでにボストンに2週間前に部屋探しを済ませ、
その1週間後にお引越し。

現在、Northeastern Universityという大学で英語講
師をしています。

正式な卒業は12月で、卒業式は来年の5月だから、
大学院の課程を修了したっていう気分に浸ることなく、
バタバタと新しい生活と仕事が始まってしまった!

一言で振り返ることはできないけれど、
大学院での勉強、ニューヨークでの教育実習、バック
グラウンドのまったく異なる世界中から来ている人たち
との交流で、たくさんのことを学んだという実感があります!

英語教授に関するさまざまなアプローチ、テクニックや
理論も、講師としての自分を変える大きな手助けになった
と思うけど、一番学んだことは、自分とは全く異なる人
たちを受け入れる大切さと、気持ちよくその人たちを
受けいれらるようにするための心構えやスキルを実践
できるようになったこと。

自分の常識や習慣、考え方が他の人たちに通じないのは
(英語力の問題ではないです!)当たり前というのが、
体で理解でき、相手が自分を理解していようとしていま
いと、不快に思うことなく、その人たちに対す
る理解をより深くできるようになり、よりよい関係が築
けるようになった。

これは、自分にとって大きな進歩!

新しい生活が始まり、ド田舎から大都会へ。
まだこの忙しい生活と町に慣れてはいないけど、
(東京出身のくせに…)いろんな意味での自分の
成長が新しいクラスに反映されればいいなと思い
ながら、毎日授業に臨んでます。

勤めている大学はNortheastern University。結構
大きい!写真を参照。大学の敷地は地下鉄2本、
3駅にまたがる。建物はかなり立派で、日本ではこ
のような学校を見たことがありません。

教えてるコースは、The English Language Centerという
留学生向けのプログラムにある上級Compositionと中上級
リーディング。週にそれぞれ4回。

生徒さんは韓国、台湾、タイ、サウジアラビア、UAE、
ブラジル、メキシコ、ベネズエラ、コロンビア出身。

一言で彼らの英語レベルをいうとするなら、ベラベラ。
全員、母国で英語を長年勉強していて、ナチュラルスピ
ードで話すのに、最初はビックリ!アメリカに来てしゃ
べれるようになろうという人は私のクラスにはいません。
逆に言うと、アメリカに来て語学学校などに通い、
初級から上級レベルに上がるということはめったにないと
いうことです。これは、フィニックスでみんなに伝えていた
ことと全く同じ。

でも、そんな彼らもライティングを見ると、ストラク
チャーが甘かったり、語彙が足りなかったり、正確に文
法が使えなかったりで、まだアメリカの大学でやるには
難しいレベル。リーディングもスピードや理解力、語彙
が足りない感じ。

みんなとってもいい生徒だけど、日本ではちょっとやりづらい、
でもなかなか体験できない貴重な授業を経験しています。

サウジアラビアの生徒たちはイスラム教を信仰していて、
決まった時間にお祈りをしなければいけないので、いつも
遅刻をしてくる。何人も遅刻してくるので、授業がスムー
ズにいかないことも。

そういえば、バーモントで通ってた
大学院でもクラスメートのイスラム教を信仰している
インドネシアの子達が、決まった時間に授業の途中で、お祈
りのため外に行ってたっけ。

リーディングのクラスのサウジの女性は男性と距離を取
りがち。だから、グループワークも日本のフィニッ
クスのようにみんな近くに座って和気あいあいみたいなこ
とは難しい。宗教やそれに基づく生活習慣や規範みたいな
ものがあるので、無理強いをするわけにはいかない。

フィニックスでの私のノリノリの授業は、このクラスでは
影を潜めてる。きっとみんなが参加したら私を別人と思う
でしょう。でも、中に熱いパワーはちゃんと持ってます!

私の受け持つ2コースで最も多いのが韓国の生徒たち。
彼らの英語力の高さとやる気には驚かされます。

そういえば、去年だか今年、韓国政府は自国の英語教育の
ために、膨大な予算を組んだというニュースを聞きました。
大学院の韓国のクラスメートたちも、自国のものすごい
英語教育熱について話してくれたっけ。

日本政府はこれからどのように英語教育について考えていく
のかなぁ。大学院在学中、Second Language Acquisition
(SLA)のクラスの教授に、No.1と絶賛された私のエッセー
で、日本の学校の英語教育の問題点とSLAの歴史についての
関連性について書きました。

日本の学校の英語教育の問題は根が深く、一朝一夕にいい
方向に行くのは難しいと思うけど、フィニックスや、
フィニックスに来ているみんな日本の英語教育を変える!
って信じてます。

私がアメリカにいる間、みんなも、そしてみんなのため、
先生方、スタッフもがんばっていると思います。

私も、フィニックスに戻るまで、アメリカでもっともっと成
長し、みんなの英語力や学校に貢献できるようになりたいで
す!でも、体はこれ以上大きく成長したくない。中身以上に
大きく変わってきてるのが気になるところ…

こっちでは、体が小さいことになってるので、そんな悩み誰も
聞いてくれないけど、本人結構気にしてます。日本に帰っても、
みんな、私だと分かってくれるのかな…

明日水曜日は授業がお休み。でも、大量の宿題チェックと授業
準備があるので、普段通りがんばります。

PS.ここボストンに本拠地のあるメジャーリーグのチームRedsoxの
松坂、岡島にもがんばってほしい…。そして1回は球場でプレ
ーしているところを見てみたいな。同じ日本人として応援したい!


Today's expression:

The way you see people is the way you treat them
and the way you treat them is what they become.

By Goethe









posted by Yukari at 11:59| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゆかり先生、ご無沙汰しています! PGDの時にお世話になったのぞみです。覚えてますか?
なんだか超人的なスピードで卒論仕上げたんですね。さすがはゆかり先生!!

ところで、↓コレですが、

>自分の常識や習慣、考え方が他の人たちに通じ>ないのは当たり前というのが、体で理解でき、>相手が自分を理解していようとしていまいと、>不快に思うことなく、その人たちに対する理解>をより深くできるようになり、よりよい関係が>築けるようになった。

一体どうしたらこの境地へたどり着けるのでしょうか?? 
なんかゆかりはこの1年で50年分くらい成長したのでは?! ほんとに尊敬しますっ。

帰国されたら、留学話色々聞きたいです。
またお会いできるのを楽しみにしています!
ボストンでの教師生活も楽しみつつ、体には十分気をつけてくださいね! では。 
Posted by Nozomi at 2007年09月12日 21:18
ブログ、おかえり〜。
ものすご〜く忙しいのか、ネットが使えない様な辺境に行っているのかと思ってたよ。

のぞみさんもコメントに書かれていますが、
>自分の常識や習慣、、、、よりよい関係が築けるようになった。
私は、すぐに他人を自分の作った枠にはめてしまうので、ゆかりが身につけられたこの感覚を私も理解し、行動に現していかなければと思っています。 
Posted by たかきりん at 2007年09月12日 22:46
大学で講師してるなんてすごい!頑張ってくださいね!そして日本の英語教育を変えましょう!
Posted by Taro at 2007年09月12日 23:37
こんにちわ。相変わらずお忙しそうですね。こちらも学校が始まりました。きつーーーーいです。でも、去年よりはずっと前向きにやってます。
最後の言葉、本当にそのとおりですね。
明日から唱えながら、過ごしていきますね。

がんばりましょう!
Posted by kyoko at 2007年09月14日 09:46
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